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北方版三国志

iM@S演義をやってた頃、北方謙三著の三国志を薦めるコメが散見されたので、アマゾンで全巻セットを購入してみた。北方謙三というと「渇きの街」「友よ静かに眠れ」を以前に読んだ記憶がある。朴訥とぶっきら棒の狭間のような文体という印象が強く、そのあたりに痺れるファン層が多いのだろう。

さて、お薦めの三国志。とりあえず呂布が敗退滅亡する三巻まで読んだ。
痺れるw 人物像の組上げ方の格好よさは折り紙つきだ。
一方で、正史準拠というのは版元の謳い文句らしく、物語性を要する中核部分では然程正史に拘って書かれてはいない。何処を読んでも「これが俺の三国志だ」とゆー具合に感じられる。そこがイイ。

三国志といえば吉川英治の「三国志」と陳舜臣の「秘本 三国志」、それ以外は只管、資料本ばかり読んで来た。陳舜臣は五斗米道の少容を核に書いてたけど、北方版でも序盤からちょくちょく漢中の動静が描かれているのは興味深い。五斗米道は今日、正一教として中国原産宗教の最大勢力になっている源流であるし、一方で漢中という要衝そのものが題材として面白いと思う。陳舜臣は妖術のメカニズム等にも迫って書いていたけど、北方版では今後どうなって行くのか楽しみ。

人物に視点を持って行くと、呂布が突出していた。三巻で退場させるには惜しいくらいだった。曹操にも負けず劣らず魅力を感じる。劉備は物語の性質上、序盤は良い処がないので評は預けるとして、今の処、ちょっと難しい印象はある。それは、その志故に流浪の身を余儀なくされ、より大きな流れに翻弄される中で、拙い選択肢の中からましな物を選んで行かねばならないという事であって、時に言ってる事とやっている事が違っていても、判断基準にはブレがない。そこを読み流してしまうと、結構適当な人物に見える気がする。

ところで張飛だけど、張飛は吉川版が好き。北方版も好きだけど、吉川版の愛嬌たっぷりな張飛にはかなわないw ただ、それは再三描かれて来た張飛とも言えるので、北方版の張飛は「貴重な張飛」なんじゃないだろーか。

とりあえず年末年始の暇な時間は北方版三国志の世界にどっぷり浸かってきます。

ではでは、皆さんも良いお年を。
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